『本をテーブルに置いて』読書会。2月のゲストは西川泰功さんでした。
西川さんは静岡の芸術批評誌 DARA DA MONDEの編集代表。地域での雑誌発行の取り組みについてお話を伺いました。
まずは、芸術批評誌を作ることになったいきさつと、実際にどのような工程で誌面を作るかを伺いました。
当初はPR誌を制作する企画だったのが、静岡市を中心に芸術活動を紹介しよう、批評を載せようとなり、今のかたちに近づいていったといいます。
批評の言葉を、不用意でない、価値ある言葉だと考えるという西川さんは、うわべの言葉に縛られないようあえて理念を語ることはせず、実際に DARA DA MONDE を発行して、本や活字が世の中にどんな影響を与えるかを見てゆきたいということでした。
2012-2013年には、誌面に掲載した座談会のメンバーが中心となり、美術展が開催。本への真摯な取り組みが、新しく実を結びつつあると感じた会でした。